取下げ

先日、名古屋地方裁判所の競売物件で、小粒ではありますが手堅い収益物件が期間入札に出ていました。
お客様へ紹介すると、即「入札したい。」と返事をいただきました。

保証金の振り込みを済ませ、今日、入札額を打合せる予定でした。
念のため、不動産競売情報サイト「BIT」で、この物件が取下げらていないか確認したところ、「取下」の2文字が目に飛び込んできました。

いやな予感が的中してしまいました。

昨日の昼までは掲載されていたのに、お客様と二人しばし落胆…
内心では「こんなおいしい収益物件手放すかな?」と自問自答していました。

過去にも何度か「取下」を経験しているので、入札はできるだけ締切日の前日か当日に行うようにしていますが、今回は私のスケジュールの都合で、余裕を持って保証金を納めていただきました。

競売申立の取下げは、差押債権者(申立人)が入札の開札期日の前日までに、裁判所へ「取下書」を提出すれば、取り下げることができます。
おそらく債務者は手放すのが惜しくなって、一括弁済の資金をぎりぎりセーフの所で用立てたのでしょう。

それにしても、この物件のために債権者も裁判所も、そして我々も、どれだけ時間とお金(と税金)を費やしたことか、債務者は知る由もないでしょうね。

保証金の返還手続きは、来週行うことにします。