事例でわかる不動産売却の成功ポイント【5つの実例・詳細解説】

【事例①】空き家となった実家を“想いごと”引き継ぐ売却

所在地:三重県四日市市|物件種別:戸建住宅|築年数:約32年|売却まで:約3ヶ月

背景と課題

売主A様は、他県にお住まいの会社員。
高齢のご両親が住んでいた実家を相続しましたが、自身で住む予定もなく、管理や草刈りの手間が増えたため、売却を決意されました。
ただし「親が大切にしていた家なので、できれば良い形で次の方に引き継ぎたい」というご希望もありました。

取り組み内容

  • 家財の整理と不用品処分をお手伝いし、建物内を清潔に保つ
  • 壁紙の一部張替え、トイレ・洗面のクリーニングを実施
  • 子育て世代向けに「学校・スーパー近く」という地域特性を訴求
  • ポータルサイトの紹介文に、売主様の想いや建物の経緯を丁寧に記載

結果

内覧6組中、3組が子育て世帯。
最終的に「売主様の気持ちに共感した」という若いご夫婦に売却。希望価格に近い額で成約しました。


【事例②】再建築不可の古家付き土地を隣地所有者に売却

所在地:三重県桑名市|物件種別:古家付き土地|再建築不可|売却まで:約2.5ヶ月

背景と課題

売主B様が所有する一戸建ては40年以上前の住宅。
建築基準法上の接道義務を満たしておらず、再建築不可のため一般市場での売却が難航していました。
空き家となって数年が経ち、近隣住民からは「草が伸びて困っている」との声もありました。

取り組み内容

  • 測量士と連携し、現況測量を実施
  • 固定資産税台帳や建築記録を確認し、法的リスクを明確に整理
  • 隣地所有者3名に個別に接触。特に隣地で駐車場運営をしていた方が拡張を検討していたため、直接交渉を開始
  • 境界確認と譲渡条件の調整を経て、価格提示

結果

調整期間はかかりましたが、隣地所有者と合意成立。
解体費用相当額を差し引いた上で、市場価格より高めの坪単価で売却できました。


【事例③】遠方相続人のため、完全オンラインで売却完了

所在地:愛知県四日市市|物件種別:宅地(空地)|売却まで:約4ヶ月

背景と課題

売主C様は関東在住。
お母様のご逝去に伴い、愛知県の土地を相続。
しかし現地に行けず、「何から始めればいいか分からない」とお困りでした。

取り組み内容

  • 提携司法書士により相続登記の代行
  • 現地立会なしでの現況写真・測量図取得
  • Zoomによる売却戦略のご説明と、電子サイン書式で媒介契約
  • ネット広告・地元企業への紹介活動を並行実施

結果

地元企業が社宅用地として関心を示し、調整のうえ成約。
売主様は一度も現地に来ずに、すべてオンラインで完結されました。


【事例④】住宅ローン残債がある中で任意売却に成功、自己破産を回避

所在地:三重県鈴鹿市|種別:戸建住宅(ローン返済中)|売却まで:約5ヶ月

背景と課題

売主D様は生活環境の変化でローン返済が困難になり、滞納が続く状況に。
裁判所から競売開始通知が届き、「どうしてよいか分からない」とのご相談。

取り組み内容

  • 債権者と交渉を行い、任意売却の同意を取得
  • 内覧・販売活動を並行し、債務整理を進行
  • 売却代金でローンの一部を返済、残債は分割返済に調整

結果

競売回避に成功し、自己破産も免れたうえに、引越し費用も確保できた。
新生活のスタートに向けて、心の負担も軽くなったと喜ばれた。


【事例⑤】離婚による共有名義のマンション売却を冷静に進行

所在地:三重県四日市市|物件種別:分譲マンション(築12年)|売却まで:約2ヶ月

背景と課題

売主E様ご夫婦が離婚協議の末、「マンションを売却して資産を分配したい」とご相談。
ただし共有名義であり、当初は意見の相違もあって協議が難航していました。

取り組み内容

  • 共有持分の登記内容確認と、面談を個別に実施
  • 双方の希望価格や条件をヒアリングし、客観的な査定を提示
  • 必要に応じてファイナンシャルプランナーも交え、分割案を提案
  • 売却代金の清算スキームも明確化し、不安を軽減

結果

価格交渉を経て、希望額の95%で成約。
売却代金の分配もスムーズに進み、離婚後の生活再建にもつながりました。


売却成功の鍵は、「状況に応じた戦略」と「専門家のサポート」

売却の背景は人それぞれ。「相続」「空き家」「離婚」など、誰にとっても大きな決断であり、慎重な判断が求められます。

40年の実務経験を活かし、あなたに合った売却方法をご提案いたします。

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